どんな言葉も脆い。

優しい言葉の注射の効力は2日

言葉の傷跡は1週間で消えた。

 

何にもなりたくない。

何年生きようが、どんな経験を積もうが

根っこが自分である限り

他の何かにはなれなくて

時代が、環境が、世界が、自分を認めるかは運で

諦めきれず管を巻き、声高に叫ぶのは情けないことで

日常の中に溶け込む詩は、非労働者の戯言と一笑に伏された。

これも誰かの真似事なのだろうか。

ここには自分の言葉などなく

誰かが残した足跡をたどるだけの感性

 

関わる人は遠ければ遠いほどいい。

深く関わる人間が増えれば増えるほど身動きは取りづらくなる。

誰も私を信じるべきではない。共感に縛られたくはない。

 

愛する誰かを見つけなくては

それが世界の流行

同性異性関係なく

愛こそ正義で

死は穢れだった

 

静かなる死

土壌になる日を夢見ている

 

一体なにを望んでいるのだろう。

ここじゃないどこか

あなたじゃない誰か

わたしじゃない何か

 

違うものになりたいと、いつも思っている。

 

雨が降ると浮き上がる傷跡

 

言葉の傷跡は1週間で消えた。

思い出すのは非常階段の空気

私もまたモザイクをかけた肌色面無しの一人。

なりたくないんじゃなくて、なれなかったんだ。何にも。